2017-12-02

やわう生活-やわい屋-

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以前kongcongでもご紹介させていただいた、
飛騨で築150年の古民家を移築してご夫婦で
器を中心に、民芸品、本を売っているお店「やわい屋」さんの
日々の営みが垣間見る事のできる動画を制作させて頂きました。

制作前の相談期間も合わすと足掛け1年弱程の
プロジェクトでした。

店主の朝倉さんからご相談頂いた時はまだ寒い時期でした。
二人でやわい屋の店内でストーブで暖をとりながら、
なぜこのお店を作ったのか?
どんな事を伝えたいのか?
そもそもな話から取り留めのない事まで時間を忘れて
語り合いました。
飛騨という田舎で、山間の分かりにくい場所に、
器や民芸品、本を置き、わざわざ築150年の古民家を移築して店を構えるという事。
それは並大抵の思いでは出来ない事です。

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そんな朝倉さんのスタンスは一貫して
受け手に対する思いやりと優しさでした。
それは打ち合わせの時にお話してくださった
言葉の合間合間にありました。

「ここを訪れた人、もしくは来た事ない人にとって
あーなんか分かるなーってそんな動画を作りたいんです」

「THE広告! ではなくて余韻というか余白?
見る人に難しく考えさせるんじゃなくて、ここの雰囲気を感じて頂きたいんです。」

「ぶっちゃけ何か作る事でいきなり沢山のお客様が来るとは
思っていません。不特定多数ではなく 届けたい1人とちゃんと向き合って伝えたいんです。」

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モノつくり、
モノえらび、
暮らし方、
夫婦のあり方、
そういった一つ一つに時間をかけてじっくり向き合い
丁寧に組み上げてきたから、それを伝える事にも丁寧に向き合う。
そうやって「支度」(やわい)をする。

そんな姿勢が「やわい屋」の魅力であり
たくさんの人が何故か足を運びたくなる理由なのかなと
おぼろげながら感じました。

無理がなく、自然体で
どこか優しい気持ちになる。

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そうして出来上がった動画は
装飾やコピーは一切なし。
純粋に「やわい屋」で流れる時間を
丁寧に並べていきます。

クリエイターには
僕が昔から気心が知れていて感受性が高いメンバーから
飛騨出身の音楽家、飛騨を見つめてきたエンジニアまで
たくさんの人に協力をして頂きました。

細かな説明は抜き、
Don’t think. feel!

やわい屋だからこそ出来る
そんな作品です。

作品はこちらから

今回はそんな動画の公開に合わせて
映像に流れるやわい屋の日々の「音」について
店主の朝倉さんが手記にまとめた連載を開始しました。

手記と映像どちらからでも楽しめ、
何度でも楽しみたくなるそんな面白い仕掛けになっています。
詳しくはこちらから。

飛騨にある「やわい屋」
気になった方は是非足を運んでみてください。

個人的には縁側で
奥様が入れてくれるお茶が大変おすすめです。笑

やわい屋
公式サイト
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