やわう生活-やわい屋-
以前kongcongでもご紹介させていただいた、
飛騨で築150年の古民家を移築してご夫婦で
器を中心に、民芸品、本を売っているお店「やわい屋」さんの
日々の営みが垣間見る事のできる動画を制作させて頂きました。
制作前の相談期間も合わすと足掛け1年弱程の
プロジェクトでした。
店主の朝倉さんからご相談頂いた時はまだ寒い時期でした。
二人でやわい屋の店内でストーブで暖をとりながら、
なぜこのお店を作ったのか?
どんな事を伝えたいのか?
そもそもな話から取り留めのない事まで時間を忘れて
語り合いました。
飛騨という田舎で、山間の分かりにくい場所に、
器や民芸品、本を置き、わざわざ築150年の古民家を移築して店を構えるという事。
それは並大抵の思いでは出来ない事です。
そんな朝倉さんのスタンスは一貫して
受け手に対する思いやりと優しさでした。
それは打ち合わせの時にお話してくださった
言葉の合間合間にありました。
「ここを訪れた人、もしくは来た事ない人にとって
あーなんか分かるなーってそんな動画を作りたいんです」
「THE広告! ではなくて余韻というか余白?
見る人に難しく考えさせるんじゃなくて、ここの雰囲気を感じて頂きたいんです。」
「ぶっちゃけ何か作る事でいきなり沢山のお客様が来るとは
思っていません。不特定多数ではなく 届けたい1人とちゃんと向き合って伝えたいんです。」
モノつくり、
モノえらび、
暮らし方、
夫婦のあり方、
そういった一つ一つに時間をかけてじっくり向き合い
丁寧に組み上げてきたから、それを伝える事にも丁寧に向き合う。
そうやって「支度」(やわい)をする。
そんな姿勢が「やわい屋」の魅力であり
たくさんの人が何故か足を運びたくなる理由なのかなと
おぼろげながら感じました。
無理がなく、自然体で
どこか優しい気持ちになる。
そうして出来上がった動画は
装飾やコピーは一切なし。
純粋に「やわい屋」で流れる時間を
丁寧に並べていきます。
クリエイターには
僕が昔から気心が知れていて感受性が高いメンバーから
飛騨出身の音楽家、飛騨を見つめてきたエンジニアまで
たくさんの人に協力をして頂きました。
細かな説明は抜き、
Don’t think. feel!
やわい屋だからこそ出来る
そんな作品です。
作品はこちらから
今回はそんな動画の公開に合わせて
映像に流れるやわい屋の日々の「音」について
店主の朝倉さんが手記にまとめた連載を開始しました。
手記と映像どちらからでも楽しめ、
何度でも楽しみたくなるそんな面白い仕掛けになっています。
詳しくはこちらから。
飛騨にある「やわい屋」
気になった方は是非足を運んでみてください。
個人的には縁側で
奥様が入れてくれるお茶が大変おすすめです。笑
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