驚きばかりの飛騨郷土料理。煮たくもじ!
飛騨の郷土料理は驚きの連続
飛騨は漬物の里と呼んでもいいくらい、漬物がおいしい地域。
特に赤かぶの漬物はジュージーで歯触りがよく
これだけでご馳走なのです。
結婚して、飛騨へ来ることが多くなり、
びっくりしたのは「漬物ステーキ」
飛騨古川にある「Beck(ベック)」というカラオケで知ったこの料理。
漬物?ステーキ?どっち?
出来上がりの姿が想像できない。
と戸惑いつつ、「美味しいよ」という夫の言葉を信じて挑戦してみました。
漬けステ、超おいしいじゃん!
その美味しさの虜となり、切り漬けをお土産に買って
名古屋でも作ってみたりしていました。
漬物に火を通す。
考えたこともなかった調理法。
でも飛騨ではごく当たり前のレシピとして各家庭で作られているようです。
煮たくもじって何??
煮たくもじをご存知でしょうか。
飛騨地域の人は当たり前のように知っているであろうこの料理。
こちらも同じく漬物に火を通して作ります。
ニタクモジ
カタカナしたら外国の料理のようです。
気になって調べてみましたが、諸説あるようです。
“昔、漬けもののことを「茎漬(くきづけ)」と呼んでいたことから「く文字」となり、「煮たく文字」と呼ぶようになったと言われている。”
出典:https://www.hida-kankou.jp/u-turn/life/1000000571/ 幸せな移住を目指す方の必読サイト「飛騨に暮らす」より
“くもじ、の語源は詳しくは古語辞典に譲りますが、室町時代に 御所に使えて一室を与えられていた女官(女房、にょうばう)の 話し言葉、所謂女房詞(にょうぼうことば)、 によります。漬物の意味でくき・茎の事をくもじと言った丁寧語というわけです。”
出典:http://www.geocities.jp/sashichi2004/dic/k/u/kumoji.html ザ・飛騨弁フォーラムより
諸説あるけれど「くもじ」は漬物のことだそう。
なるほど「煮た漬物」ということですね。
煮たくもじの作り方を聞いてみた。
作り方は色々あるようです。
醤油味のもの
味噌味のもの
入れるものも家庭によって違うようですが、
ざっとしたレシピは
「漬物を塩抜きをして、煮る」
ということです。
千原家では味噌とシーチキンで味付けしたものが定番です。
スーパーなどのお惣菜で見かけるのは醤油味のものが多く、
どちらもとってもおいしいです。
試しに作ってみた
このお料理は古くなった漬物をいかにおいしく食べるかという
飛騨人の知恵が詰まったお料理なのだそう。
なので、まずは古くなったお漬物の塩抜きをします。
日が経ちすぎているものは2回ほど煮こぼすのがいいらしいです。
そして、漬物をごま油で炒めます。
油が回ったら、だし汁と醤油、砂糖などでコトコト煮ます。
結構煮ます。
これで出来上がり。
※煮る時間が少なかったので、綺麗な色がつきませんでした。
最後にえごま油やすりえごまをかけたりしてもおいしいそうです!
ここに大根や人参、シーチキン、酒粕を入れるレシピもあるようで
いろんな煮たくもじが楽しめそう。
飛騨のびっくりするけどおいしい郷土料理。
これがあったら日本酒が進みそうな「煮たくもじ」
ぜひ作ってみてください。
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